嗅覚測定のパネル(被験者)として適した嗅覚を持っているかの確認に
嗅覚測定のパネルを選ぶ際には、その人がパネルとしてふさわしい嗅覚を持っているかどうか確認することが必要です。
パネル選定用セットはT&Tオルファクトメーターを基に構成された嗅覚判定試薬です。
A | B | C | D | E |
βーフェニルエチルアルコール (花のにおい) | メチルシクロペンテノロン(甘いこげ臭) | イソ吉草酸 (汗臭いにおい) |
γーウンデカラクトン (フルーツのにおい) |
スカトール (かび臭いにおい) |
※後ろのボードは「嗅覚検査用ついたて」(別売)です。
濃度 | 内容量 | 数量 |
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[A] 10-4.0 | 5ml | 1本 |
[B] 10-4.5 | 5ml | 1本 |
[C] 10-5.0 | 5ml | 1本 |
[D] 10-4.5 | 5ml | 1本 |
[E] 10-5.0 | 5ml | 1本 |
対照液 | 50ml | 1本 |
におい紙 | 1,000本(500本×2) |
なお、これらの試験は、5年以内(40歳以上は3年以内)の期間ごとに正常な嗅覚を保持していることを確認する必要があります。
STEP.1 | 1~5までの番号を記入した試験紙(長さ約14cm、幅約0.7cmのもの。以下に「ニオイ紙」という)5枚を1組として、任意の2枚のニオイ紙を先端約1cmまで基準臭液(1種類)に浸し、残りの3枚を同様に無臭の流動パラフィン(対照液)に浸します。 |
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STEP.2 | この5枚1組のニオイ紙を被験者(18歳以上の者に限る)に渡し、その中から嗅覚を用いて基準臭液により、においを付けた2枚のニオイ紙を選ばせます。 |
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STEP.3 | 5種類の基準臭について1及び2の手順を行い、そのすべてについて正しく回答をしたものを正常な嗅覚を有するものと認めるものとします。 |
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詳しくは環境庁告示63号(平成7年)を参考にしてください。