「事業を通じて信仰の証しとする」こう語ったヴォーリズは、「近江セールズ株式会社」を設立(1920年)。「近江兄弟社」となった今もなお、彼の思いは変わることなく私たちの基本精神として息づいています。
現在は、近江兄弟社グループとして多方面にわたる社会事業を展開することにより、「信仰と事業の両立」を実践しています。
また、以来約100年にわたり文化・医療分野の他に、高齢社会に対応した老人医療福祉問題にも積極的に取り組んでいます。
William Merrell Vories
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ
近江兄弟社創設者(1880-1964)。
1905年、キリスト教の伝道を志し、滋賀県立八幡商業学校に英語教師として赴任。その後、キリスト教精神に基づき、さまざまな分野で信仰と事業を両立させた社会奉仕活動グループを構築。
創業者精神を引き継ぎ、奉仕と社会活動を推進し、ヴォーリズの生涯活動について宣伝、顕彰をしています。
湖声社(湖畔の声 他)/恒春園(近江兄弟社霊園)/ヴォーリズ記念館/アンドリュース記念館/ウォーターハウス記念館
公益財団法人 近江兄弟社は、管財・伝道・出版・病院等の事業を経営。
伝道出版事業部では、通信伝道や湖声社による月刊「湖畔の声」の出版活動、創業者や社員たちが眠る墓地恒春園の管理。また、「ヴォーリズ記念館」の運営・管理により、創業者の偉業や精神を広く伝えていくことに貢献しながら、様々な社会奉仕活動を推進しています。
「愛と信仰をもった知性豊かな国際人の育成」、個性の尊重と平和を愛する人の育成を目指します。
高等学校/中学校/こども園/保育園/学童保育所
ヴォーリズ夫人満喜子が、1922年に「清友園幼稚園」を創設。現在では、保育園・こども園・中学校・高等学校まで拡充され、「イエス・キリストを模範とする人間教育」のもと、社会に奉仕する自由人の育成、交換留学生などによる国際人の育成に貢献。また、文化的活動に対して積極的な支援を行っています。
“医療・保健・福祉の里”「隣人愛」と奉仕の業を実践する「心と体に調和のとれた医療・看護」を目指します。
ヴォーリズ記念病院(一般病棟(地域包括ケア病床)、回復期リハビリテーション病棟、医療療養病棟 緩和ケア病棟)/ヴォーリズ老健センター(介護老人保健施設)/ヴォーリズ居宅介護支援事業所/訪問看護ステーションヴォーリズ/ホームヘルパーステーションヴォーリズ/いきいきサロンヴォーリズ/メディカルフィットネスセンターヴォーリズ
1918年、結核療養所「近江療養院」として開設。
現在、内科・外科・呼吸器科・循環器科・消化器科・成人病検診・人間ドックなどの地域医療に貢献。高齢社会に対応した「ヴォーリズ居宅介護支援事業所」や「訪問看護ステーションヴォーリズ」などを併設。人々の健康管理に役立っています。
ケアハウス信愛館
ケアハウス信愛館は、公費補助を受けながら、利用者も一部経済負担をする軽費老人ホームです。生活に社会性をもたせて、自立と介護予防を目的とした、高齢者(60歳以上)対象の生活支援施設です。
「信仰と事業の両立」を実践し、人と社会に貢献しています。
医薬品/医療部外品/スキンケア製品の製造販売
「メンターム」ブランドで愛され続ける医薬品・医薬部外品・化粧品の製造販売メーカーとして、リップケアからフェイスケア、ボディケアにいたるまで、幅広い製品をラインアップしています。
商品開発理念の基本に「トータルスキンケアプロダクツ」を掲げ、肌への安全性・効能・使い心地の研究、そして肌そのものの探求など様々な角度からスキンケアを追求。「肌を治療する、肌トラブルを未然に防ぐ、肌を美しくする」を提供できるメーカーとして、研究開発を続けています。
学校、協会、福祉施設、商業施設、住宅の設計・監理、既設建物の構造診断・補強・保存・再生、設計・監理
ヴォーリズが残した事業のなかで、最も古い歴史をもち、1910年ヴォーリズ合名会社として設立。現在、大阪(本社)・東京・福岡に事務所を開設。
ヴォ―リズの遺した「あたたかい建築」をテーマに、新しい時代にもヴォ―リズのまごころを伝える建築家集団として歩み続けています。