森の中で植物の腐朽臭や動物の屍臭を感じないのは、草木から蒸散される「フィトンチッド」によって中和され、元のにおいが変化しているからだと言われています。
このフィトンチッドの消臭効果に着目し、環境にやさしく、安全性を最優先に考えて開発した消臭剤が「エアーサーバー」です。
感覚的中和作用(相殺作用)を応用したオリジナル処方「L剤シリーズ」、臭気成分の発生抑制剤をプラスした「L-1シリーズ」、におい分子と配合分子との化学的・物理的作用により消臭効果を発揮する「L-MKシリーズ」など、豊富なラインナップで多様な臭気成分に対応することができます。
広範囲な空間に噴霧する場合、消臭剤ミストの吸入や皮膚への接触が考えられます。本品は安全性を最優先し、草木由来の「フィトンチッド」を含む植物性精油をベースとした処方となっています。
より強いにおいで臭気を覆い隠すマスキング作用ではありません。他のにおい成分と接触させることで別のにおいに変化させ、元のにおいを感じさせなくさせる感覚的中和(相殺)作用で悪臭を改善します。
においは幾つかの臭気成分が混ざった複合臭であることが非常に多く、単一成分への対応だけでは悪臭問題の解決は困難です。本品は複合臭の特徴に合わせた幅広いラインナップで、あらゆる悪臭に対応します。
他の消臭・脱臭方法と比べ、導入コストが安価で、かつ装置の設置等も容易なため、様々な現場で採用されています。
水で希釈して使用するタイプなので、ランニングコストも抑えられます。
低臭性消臭剤「L-MKシリーズ」、「汚泥対策シリーズ」など、特定の臭気成分に直接働きかけ、化学的・物理的作用によりにおいを低減する製品も取り揃えています。
感覚的中和作用とは、C.P.McCordとW.N.Witheridgeによれば、「ある種のにおいに、他のにおいをかさねることによりそれぞれのにおいを個別に嗅ぐよりも混ざり合った臭いの方が非常に弱いか、あるいは臭いを感じさせなくすること」と定義しており、臭気強度は低下します。また、悪臭と消臭剤がある割合で混合されたとき無臭化されることもあります。
対象となる臭気よりも感覚強度の大きい芳香物質を添加し、悪臭を「隠ぺい」するものです。対象臭気に芳香が加わるため、臭気強度は大きくなります。
STEP.1 消臭対策のご依頼 |
悪臭が発生していたり、その発生源が特定できないなど、においでお困りのお客様からのご相談を承ります。 |
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STEP.2 サンプリング |
専門知識を持つ当社の営業スタッフが、お客様のもとを訪問しお話をお聞きします。 悪臭発生源へ出向き、気になる臭気をサンプリングして持ち帰ります。 |
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STEP.3 分析・測定 |
持ち帰った臭気を様々な手法で評価・解析し、臭気の特性を調査します。 測定した臭気に適合する消臭剤の選定、消臭方法の検討を行います。 |
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STEP.4 設備計画 |
悪臭発生源の地理や風向きなどを調査して、消臭剤の噴霧(散布)方法を検討。消臭システムを設計し、お見積りをご提示します。 場合によっては、悪臭発生地に簡易的なテスト機を持ち込み、どれだけの消臭効果があるのか現場で確認します。 |
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STEP.5 施工 |
設計に基づいた装置機器を製作し、必要に応じて装置の設置・配管工事の施工。設置後の効果確認等も行います。 また、メンテナンス契約によって、一定期間の保守・整備を行います。 |
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